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濡花 ~義理の父親に堕とされていく若妻~
第26章 章間⑨
『もしかして、会えそうな日ができたの?』
と、メッセージに書かれていた。
今朝の朝食当番は義母だった。
すぐに下に降りる必要はない。
『再来週の週末にそちらで同窓会があるんです。』
会えるとは書かなかった。
『再来週なら俺も一人でいるよ。家族に参加すると言って俺と会おうよ。』
同じことは頭を過っていた。
でもそれはリスクが高すぎる。
黒木とのセックスを目の当たりにした義父が一人で送り出してくれるとは思えなかった。
絶対についてくると言い出すに決まっている。
『義父が一人で行くことを許してくれるとは思えません。』
『確かに。』
黒木にも解っていることだと思った。
間が開き、再び黒木からメッセージが届いた。
それを読んでも、そんなに巧くいくとは思えなかった。
『少し考えさせてください。』
と返すと、下から呼ばれる声にやり取りを終えた。
昨日抱かれたばかりだったので義父は来ない。
そう思って遅くに夫に電話をかけた。
夫は疲れた声で電話に出た。
「疲れているのにごめんね…同窓会、久しぶりに参加しようと思うの……それでね……」
話の途中で夫が話し出した。
「たしか再来週だったよな…この前会えなかったから俺もマンションに戻ろうかな…」
「でも…同窓会なんだからあまり一緒にいられないよ……」
「いいさ…遅くなっても帰ってはくるんだろ…土曜日だったっけ?…日曜日は一緒に買い物でも行こうよ…埋め合わせしたいんだ…」
夫は私が怒っていると思っているのだろう…必死だった。
黒木のメッセージは夫を誘って戻って来いという内容だった。
夫の方から申し出てくれるとは思わなかった。
黒木の思惑通りに進んで怖くなる。
【忙しくて断られると思ったのに…こんな時に限って……】
「うん、わかった…じゃあ、また連絡するね……おやすみなさい……」
まだわからない。
義父が行くなと言うかもしれない。
花怜はやっぱり黒木と二人きりで会うのが怖かった。
翌日、花怜は買い物のついでに葉書をポストに投函した。
夕食時に話しを切り出した。
義父ではなく義母が賛成してくれた。
「良かったわね…この前孝一に会えなかったんだから行ってらっしゃいな…」
困ったように笑みを浮かべながら義父を見た。
義母に押しきられるように渋々了承してくれた。
黒木との密会が現実になろうとしていた。
と、メッセージに書かれていた。
今朝の朝食当番は義母だった。
すぐに下に降りる必要はない。
『再来週の週末にそちらで同窓会があるんです。』
会えるとは書かなかった。
『再来週なら俺も一人でいるよ。家族に参加すると言って俺と会おうよ。』
同じことは頭を過っていた。
でもそれはリスクが高すぎる。
黒木とのセックスを目の当たりにした義父が一人で送り出してくれるとは思えなかった。
絶対についてくると言い出すに決まっている。
『義父が一人で行くことを許してくれるとは思えません。』
『確かに。』
黒木にも解っていることだと思った。
間が開き、再び黒木からメッセージが届いた。
それを読んでも、そんなに巧くいくとは思えなかった。
『少し考えさせてください。』
と返すと、下から呼ばれる声にやり取りを終えた。
昨日抱かれたばかりだったので義父は来ない。
そう思って遅くに夫に電話をかけた。
夫は疲れた声で電話に出た。
「疲れているのにごめんね…同窓会、久しぶりに参加しようと思うの……それでね……」
話の途中で夫が話し出した。
「たしか再来週だったよな…この前会えなかったから俺もマンションに戻ろうかな…」
「でも…同窓会なんだからあまり一緒にいられないよ……」
「いいさ…遅くなっても帰ってはくるんだろ…土曜日だったっけ?…日曜日は一緒に買い物でも行こうよ…埋め合わせしたいんだ…」
夫は私が怒っていると思っているのだろう…必死だった。
黒木のメッセージは夫を誘って戻って来いという内容だった。
夫の方から申し出てくれるとは思わなかった。
黒木の思惑通りに進んで怖くなる。
【忙しくて断られると思ったのに…こんな時に限って……】
「うん、わかった…じゃあ、また連絡するね……おやすみなさい……」
まだわからない。
義父が行くなと言うかもしれない。
花怜はやっぱり黒木と二人きりで会うのが怖かった。
翌日、花怜は買い物のついでに葉書をポストに投函した。
夕食時に話しを切り出した。
義父ではなく義母が賛成してくれた。
「良かったわね…この前孝一に会えなかったんだから行ってらっしゃいな…」
困ったように笑みを浮かべながら義父を見た。
義母に押しきられるように渋々了承してくれた。
黒木との密会が現実になろうとしていた。