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濡花 ~義理の父親に堕とされていく若妻~
第27章 もう一人の義娘
「こんにちは…いらっしゃいませんか……」
「…はーい…今いきますから…」
廊下を年配の女性が近づいてくる。
その女性は涼華を思い出すような表情で見つめ、ピンときて笑みを浮かべた。
「もしかして新田さんのところの……」
流石に名前までは憶えていないようだった。
「はい…新田です…妹の涼華です……。嬉しい……結婚式の時にお会いしたきりなのに覚えていてくれたんですね…お義母さん……」
涼華は満面の笑みを浮かべる。
「そう…涼華さん……懐かしいわ……あれ?…でもどうしてここに?…」
花怜は同窓会でマンションに今日、戻ったところだった。
「あ、すみません…姉がこちらにお世話になってるって母から聞いたんです…。わりと近いところに仕事で来ていたので久しぶりに姉に会いたくて……」
「えっ、聞いてないの?…花怜さん、今マンションに戻ってるのよ…」
姉に連絡など入れている訳がない。
急に押しかけて困らせてやろうと思っていたのだから。
【嘘でしょ…何しに来たと思ってるのよ……】
「そ、そうだったんですか…。どうしよう…出張先での仕事が思いの外早く終わったので、ちょっとびっくりさせようかな…なんて思ったから連絡してなかったんです…」
良子も困惑してしまう。
「とにかく上がってちょうだい…。お父さんももう帰ってくるから……」
「あ、いや…でも…急に押しかけてご迷惑でしょうから……」
涼華は謙遜しながらも困った表情をして見せる。
「何を言ってるの…せっかくこんな遠いところまで来たのに玄関先で帰すわけにはいかないわよ…せめてお茶だけでも飲んでいってね……」
義父も不在らしいが、姉と一緒では無さそうだった。
義母に推しきられる格好でお邪魔することにする。
「じゃあ…お言葉に甘えて少しだけ…。あ、いけない…これお土産なんですけど……」
涼華はお菓子の入った紙袋を義母に手渡すとパンプスを脱いだ。
キャリーバックを玄関先に置いたまま義母についていく。
居間に案内されると感嘆の声を上げた。
「わぁ…素敵なお部屋ですね…あ、これって冬は掘炬燵になるんですか……」
「ふふ…そうなの…花怜さんもすごく気に入ってるのよ…。さぁ、座って…今お茶を淹れますからね……」
涼華はお礼を述べながら腰を下ろした。
「ただいま…帰ったよ…」
玄関から義父の声が聞こえてきた。
「…はーい…今いきますから…」
廊下を年配の女性が近づいてくる。
その女性は涼華を思い出すような表情で見つめ、ピンときて笑みを浮かべた。
「もしかして新田さんのところの……」
流石に名前までは憶えていないようだった。
「はい…新田です…妹の涼華です……。嬉しい……結婚式の時にお会いしたきりなのに覚えていてくれたんですね…お義母さん……」
涼華は満面の笑みを浮かべる。
「そう…涼華さん……懐かしいわ……あれ?…でもどうしてここに?…」
花怜は同窓会でマンションに今日、戻ったところだった。
「あ、すみません…姉がこちらにお世話になってるって母から聞いたんです…。わりと近いところに仕事で来ていたので久しぶりに姉に会いたくて……」
「えっ、聞いてないの?…花怜さん、今マンションに戻ってるのよ…」
姉に連絡など入れている訳がない。
急に押しかけて困らせてやろうと思っていたのだから。
【嘘でしょ…何しに来たと思ってるのよ……】
「そ、そうだったんですか…。どうしよう…出張先での仕事が思いの外早く終わったので、ちょっとびっくりさせようかな…なんて思ったから連絡してなかったんです…」
良子も困惑してしまう。
「とにかく上がってちょうだい…。お父さんももう帰ってくるから……」
「あ、いや…でも…急に押しかけてご迷惑でしょうから……」
涼華は謙遜しながらも困った表情をして見せる。
「何を言ってるの…せっかくこんな遠いところまで来たのに玄関先で帰すわけにはいかないわよ…せめてお茶だけでも飲んでいってね……」
義父も不在らしいが、姉と一緒では無さそうだった。
義母に推しきられる格好でお邪魔することにする。
「じゃあ…お言葉に甘えて少しだけ…。あ、いけない…これお土産なんですけど……」
涼華はお菓子の入った紙袋を義母に手渡すとパンプスを脱いだ。
キャリーバックを玄関先に置いたまま義母についていく。
居間に案内されると感嘆の声を上げた。
「わぁ…素敵なお部屋ですね…あ、これって冬は掘炬燵になるんですか……」
「ふふ…そうなの…花怜さんもすごく気に入ってるのよ…。さぁ、座って…今お茶を淹れますからね……」
涼華はお礼を述べながら腰を下ろした。
「ただいま…帰ったよ…」
玄関から義父の声が聞こえてきた。