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濡花 ~義理の父親に堕とされていく若妻~
第30章 密会 ~本章~
「…っん…はぁっ……ぁん……」

花怜の股間に感じたのは挿入感ではなく、強烈な圧迫感だった。
黒木は握った肉棒を前に倒し、花怜を着地させた。
反り返ろうとする肉棒は淫裂に食い込み、お尻の割れ目にまで届き埋まっていた。

「挿れられるかと思ったんだろ…俺はキスがしたいと言ったはずだ…」

黒木が悪戯な笑みを浮かべると唇を重ねてくる。
花怜は言い当てられたように恥じらい応えていく。
この部屋に入ってからどれだけ唇を重ね、舌を絡め合っているのだろう。
ぜんぜん嫌じゃない。
どんどん蕩けさせられていく。
花怜もうっとりと舌を絡め返し、口の中に挿れられると吸い付き…引き戻ると追いかけ、吸われていく…。

黒木の手は自然と乳房に伸びてくる。
大きな掌に包まれ、形を変えられていく。
キスの合間に黒木が囁いてくる。

「奥さんも淫らになるんだ…俺を感じさせてくれよ…」

「…んちゅ……ぁ……っん……はぃ……」

花怜も黒木の胸板に手を這わせる。
密着する淫唇は逞しい棹を咥え込み、ゆっくりと腰を滑らせていた。
黒木の指が乳首を摘まんでくると、花怜も小さく尖った乳首を指先に挟んで蠢かせていった。

黒木の唇が下へとずれていく。
花怜は顎を反らせ首を見せる。
首筋をざらつき濡れた舌が這い降りていく。
弄っていた乳首から手を離して逞しい二の腕を掴み、身体を反らしていくと、腰を抱き支えられていく。
鎖骨を丁寧に舐められ…左の乳房に舌を這わせられる。

「…はぁ……ぁぁ……黒木さんっ……」

黒木は左乳房の乳首を避けるように舐め回しながら囁いていく。

「なんだ?……言いたいことははっきりと口にするんだ…今日は二人きりだと言ってるだろう…」

解っている。
でもずっと写真の視線を感じている。
それにリビングの壁の向こうは自宅のリビングだ。
きっと夫はソファに座りテレビでも見ているのだろう。
なかなか素直になりきれない。

「……っん……だってっ……ん……はぁ…ぁ……んんっ……」

乳輪を舌先がまぁるくなぞってくる。
ぞくぞくしてしまう。

【やだ…何周するの……】

焦らされる感覚に花怜は身体を震わせる。
それでも黒木は花怜の動きを察知するように舌をずらして執拗に乳輪をなぞってくる。
花怜は右手を黒木の頭に伸ばしていった。
抱え込むようにして、乳輪をなぞっていた舌に乳首を押しつけていった。
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