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第5章 夜這い

「予想と違ったかい？…言っただろ…簡単には挿れてあげないってね…」

「そんなこと…思ってないっ…んゃっ……ぁっ……離してっ……はぁっ…」

卓司は足首を掴み直し、花怜の足の裏にまで舌を這わす。

「擽ったいかい？」

花怜は擽ったさとは違う感覚を覚えていた。
鳥肌が立つような感覚なのに、なんとも言えない感覚が脚伝いに下りてくるような…その感覚が義父の手とシンクロしていく。

卓司は膝を掴んでいた手を花怜の内腿へと這わしていく。
足の裏を舐めながら、指先で掃くように往復させ、少しずつ付け根へと侵食していくように。

「気持ち悪いだけ…っ……あぁっ…そんなとこ…汚いからっ……っ……だめぇ……」

卓司が花怜の足の親指を口に含んだ。
同時に淫裂に届いた人差し指を捏ねるように蠢かせながら挿れていく。
時間をかけて身体をねぶられた淫裂は柔らかく解れ、侵入してきた指先に吸い付くように纏わりついた。
花怜は手首を掴みながら…嫌々と首を振る。

「汚くなんかないさ…とっても美味しいのに…孝一はしゃぶらないのかい…」

「そんな変態みたいなこと…っ…するわけ……んぁ…」

義父の舌が足の指の間をねぶり…人差し指を口に含んでくる。
小さな指にねっとりと舌が絡みついてきて…挿入された太い指も抜かれたり…挿れられたりして…ひくひくと締めつけているのが花怜にもわかってしまう。

【ほんとのセックス…違う…こんなこと…普通するわけない…】

義父の口に一本、また一本と丁寧に足の指をしゃぶられていく。
教えてやると言われた本当のセックス…違うと思いながらも…いつの間にか義父の口許から目が離せないでいた。
義父の口がようやく小指までたどり着いた。
花怜は股間で蠢く義父の手を離し、布団に後ろ手をついていた。

「ほうら、次は反対の足だ…」

「もういいですから…」

花怜の口からは勢いが失われている。
卓司は右脚を下ろすと…淫裂からも指を抜き、花怜の左脚を持ち上げなから…

「隅々まで舐めてやると言っただろう…」

「そんなところまで…恥ずかしいに決まってます……はぁ…また……だめって言ってるのに…」

卓司は同じように丁寧に足の指を一本一本、指の股まで全てをしゃぶると、来た道を戻るように舌を這わせながら降りていく。
膝を通過して…濡れた内腿もじっくりと舐め回し…脚の付け根へと到達する。