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濡花 ~義理の父親に堕とされていく若妻~
第37章 エピローグ
住職のお経を詠む声が本堂に粛々と響き渡っていた。

「皆さん…本日は夫の十三回忌の法用にお集まりいただきありがとうございました……お料理とお酒をご用意しておりますので故人の思い出話にでもお付き合いくださいませ……」

席を立った良子が振り返って頭を下げると、隣で花怜も頭を下げた。

「涼華…手伝ってちょうだい……」

「うん…今日はこっちに泊まるから大丈夫よ……」

花怜は頼りになる妹に笑顔を向けた。

「孝希…拓斗くんと一緒に大人しくしてなさいよ……」

「わかってるよ…拓斗…寿司あるから食べようぜ……」

花怜にも待望の子供ができていた。
歳は拓斗と同い年だった。
誕生日は1ヶ月ほど孝希の方が早かった。

配膳も一段落すると涼華が花怜に話しかけていく。

「ねぇ…お姉ちゃん……拓斗…お義父さんに似てきたって思わない?……」

「ちょっと…誰が聞いてるかわからないんだから……」

花怜は義母の姿を探しながら妹を嗜めた。
義母は住職にお酌をしていて、ホッとした。

「わかってるって…でもね……あそこも凄くおっきいの……あの歳であれは驚異的よ……絶対父親に似たんだから……」

更に涼華は花怜の耳許に口を近づけた。

「きっと奥の奥まで貫かれちゃうんだから……」

その一言に花怜は驚き妹を見つめた。

「涼華……まさか……」

「してない…してないわよ……」

少し間をおいて、勿体つけると一言付け足した。

「まだね……」

「もういい加減にしなさい……」

その夜、花怜と孝希も涼華と拓斗も実家ではなくホテルに泊まった。
義父が失くなってからは夕食を義母と過ごしホテルに泊まることが多くなっていた。

「ほら、子供達…お母さん達は同じ部屋で寝るからあんた達はそっちの部屋で大人しく寝なさいよ……」

涼華の提案で子供達を一緒に寝かせ、久しぶりに姉妹でお酒でもということになった。

「涼華…先にシャワー使っていいわよ……」

黒いツーピースを脱ぎながら花怜は声をかけると、涼華が後ろから抱きついてきた。

「久しぶりに一緒に入ろうよ……邪魔な小僧どももいないんだから……」

花怜は振り向きながら呆れたように微笑み妹と唇を重ねていた。
あの日から姉妹の関係はたまにだが続いていた。

狭いユニットバスで女盛りを迎えた熟れた身体濡らし…手を唇を、舌を這わせ…まさぐり合っていく。
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