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 縄師-Ⅲ 小父とM女。
第4章  拷問
 裸にした芳恵を施術台に仰向けに寝かせて四肢を縛る。

 腰に枕をあてがい性器を浮かす。

 芳恵は改めてその格好を恥ずかしがって赤面する。

 芳恵は裸にする度、性器を露わにする度、顔を赤くして恥ずかしがり、慣れるという事がないのでそれがいい。

「慣れないよな」慣れて欲しくはないのだけどねと言いながら訊いたことがある。

「縛られると感じるものだから、淫乱になっていく私を見られるのが恥ずかしいの」

「なら、我慢して感じてないふりをしてみろ」

「駄目。そうすると我慢しきれなくなったとき、ダムが決壊したみたいになるもの」

 その言葉に声を合わせて笑い転げた。


 ウエストを掴んでもみ上げる。普段はくすぐったいと、体を捩って悶えるが、今は神経が性感に繋がれているので思わず自慰をするように手が下がろうと動いた。

 仰向けで大の字に縛っているから俺と目が合い、その微妙な手の動きも見られていると気がつき顔を赤らめる。
「あそこを触ってほしいのか」
 わざと言葉に出して、下品に顔を覗き込む。

 芳恵は「はい」と言えばいかにも淫乱で、「いいえ」と否定をすれば快楽を手放す気がして何も言えず、羞恥に身を捩って悶えた。

 以前のように陰毛を剃り、今回は意識を集中させるため目隠しをした。

 左脇腹から白蛇を描いていく。
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