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 縄師-Ⅲ 小父とM女。
第4章  拷問
 針を打つ。
 芳恵は四肢を緊張させて痛みに耐えていたが、俺が手を休めると緊張を解き、揺り戻す愉悦に身体を震わせはじめる。

「今からは俺が考えた究極の鍼を打つからな」

『守、破、離』という言葉がある。
 今までは師のやり方を踏襲した。

 これからは俺のやりかたでいく。

 俺は一番細い0番、0.14㎜の鍼を取り消毒する。
 
 この鍼の細さは芳恵の髪がほぼ0.10㎜だと言えば理解できるだろう。

次に陰核、及び膣口周辺を消毒するが、所謂、学術用語で陰核(クリトリス)と称される部位は意外に大きい。

  表面に姿を見せる陰核亀頭を頂点に、膣口を両側から挟むように陰核球があり、その外に陰核脚がある。

 これらは大陰唇や小陰唇などの皮膚によって外部からは見えないが、刺激を与えれば陰核亀頭同様に勃起して快感を得ることが出来る。

 俺は先ず、膣口の両脇、夫々の陰核球に置き鍼を刺した。

 芳恵は初めての刺激に喉を震わせて耐えている。感覚が理解できないのだ。

 次に同じ0番を芳恵の陰核亀頭に、トンッと突き入れた。

 芳恵は、「キャーッ」という脳髄を絞り出すような悲鳴と共に震える鍼が、次々に産み出す刺激に「アアアア」と、ただ泣きながら声を震わすことだけしかできないでいる。

 俺はそんな芳恵を見て悦楽に浸り、俺の性器を芳恵の膣に挿入する。
 
 すると、押し広げられた膣口が陰核球に刺した鍼を揺らし、新たな刺激を生むのだろう。芳恵の絶叫は収まりそうもない。


―― 縄師-Ⅲ 政数小父とM女―― 完 ――

―― 縄師-Ⅳ 千鶴と彼女―― に続く 
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