この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恍惚の日々
第1章 誰?
第一弾は、支社長以下主任クラスまでの大異動。
その後、私達事務方のちっちゃい異動。
そのちっちゃい異動に、私は該当してしまった。
生まれてから今まで、私はこの東京しか知らない。なのに、あろうことか、ここから数100キロも離れた北国への異動となったのだ。
そこは、海や山、自然豊かな地方。
全国で1、2を争う、いわゆる名門と呼ばれる最優秀業績支社のある県。
その支社長となれば、栄転。が、反対に業績不振となれば、左遷。
厳しいがやり甲斐があり、野心家が皆狙う位置。
そんな支社に私が転勤…
気持ちが重かった。
第一、一人暮らしなんて初めてだし、知らない地方、身内友人誰一人居ない。
靴音から解放される条件とすれば、あまりに厳しい現実だった。
その後、私達事務方のちっちゃい異動。
そのちっちゃい異動に、私は該当してしまった。
生まれてから今まで、私はこの東京しか知らない。なのに、あろうことか、ここから数100キロも離れた北国への異動となったのだ。
そこは、海や山、自然豊かな地方。
全国で1、2を争う、いわゆる名門と呼ばれる最優秀業績支社のある県。
その支社長となれば、栄転。が、反対に業績不振となれば、左遷。
厳しいがやり甲斐があり、野心家が皆狙う位置。
そんな支社に私が転勤…
気持ちが重かった。
第一、一人暮らしなんて初めてだし、知らない地方、身内友人誰一人居ない。
靴音から解放される条件とすれば、あまりに厳しい現実だった。