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恍惚の日々
第3章 裏腹
隣には桐谷が居る。
眠っているとはいえ、不自然な音や声を殺した息遣いに気づかないとも限らない。


あー


でも…


躯が…じわりじわりと疼きだす…

躯中が熱く、早く触って!ともがきだす。


両乳房を挟み込むように、両腕を交差させ、何とか疼きを鎮めようと足掻(あが)いてみるが、まるで効かない。

俯せになり、乳房を潰して堪えても、今度はお尻がゆらりゆらりとくねりだしてしまう。

少しだけ脚を開き、俯せのまま、右手を中心に潜らせた。

中指が中心の潤みに飲み込まれると、ビクビクッと躯が反応した。


だめ!


指を曲げちゃだめ!


動かさないで!



嫌ーっ!


「んあっ、はっ、はっ、んはあぁぁ……」

ビクン、ビクン…
ビクビク…ビクビク…

「あっ、あっ、あっ、あっ…」


クチュクチュ…

ヌチャヌチャ…

チュプ…ピュッ!


「ん、きぃぃ!はあ、はあ、逝く…逝く、逝く、あっ、あああーっ!」



熱い躯が少しだけ鎮まると、そのうち深い眠りにおちていった。




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