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恍惚の日々
第4章 誓約書
「我が儘を言って、申し訳ありませんでした。」

「じゃあ、食事の続きだ。(笑)」

「はい。」


「食事が済んだら、ブランデーでも飲みながら、映画でも観ないか?」

「ええ、いいですね。」

「じゃ、決まりだ。今夜は映画を観てゆっくりしよう。」


お互い、思い思いに思考は膨らみ、別々の意味で食事を楽しんだ。



映画はO嬢の物語という小説を摸したもので、女のエロスが画面全体から目に、息遣いが耳に飛び込んでくる。

ストーリーの展開に入り込んでしまったかなえは、躯を震わせ、息を荒げ、視覚と聴覚だけで、何度も絶頂に達していた。

隣に桐谷が居ることは忘れてしまったのか、映像にのめり込み、自分の今をすっかり見届けられていることなどまるで気付いてはいない。

かなえの頭の中はエロスでいっぱいだった。



映画が終わっても、余韻は続き、耳元で、「もう戻れないよ」「被虐に悦ぶ躯なんだから」などと、小さな小さな囁く声は、呪文のようにかなえの躯に擦り込まれていく。


ブランデーに仕込まれた誘眠導入剤により、かなえは囁きを聴きながら眠りにおちた。


夢の中なのか、現実なのか、かなえの裸体を這い纏わる手の感触に酔いしれていた………




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