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恍惚の日々
第1章 誰?
コンビニの店長をサクラに使い、おまわりさん、母、私の四人でテーブルに付いた。

詳しく内容を話し、明日からパトロールをしてくれると約束を取り付けた。

「ね?名案だったでしょ?被害に遭った店長と、目撃者風でね。」

「若干、臭さは否めないけど…お母さんありがとう。」

「それから、帰り道は、ホントに電話しなさい。お母さんがずっと話し相手になるから。いい?」

「わかった。」



この靴音の主は、今後、かなえに強く深く関わることになるのだが、それはまだ先のことである。



「行ってきます。」

「行ってらっしゃい。今日、玄関に柊と鰯の頭つけておくね。」

「うん!」


そういえば、通学でも出勤でも、家から駅まで、行きは靴音がしない。
かなえは今になって気がついたようだ。

ってことは、この辺りの人間じゃないってこと?
いったい、何処からつけはじめているのだろう?

今朝は、そんなことを考えているうちに職場に到着した。



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