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恍惚の日々
第5章 脱皮
「まさか、私の前にこんな格好を晒すとはな(笑)こんな無様な格好が好きなんだな。これじゃあ、あの部下の手には負えないし、お前もさぞ退屈なセックスだったろうな(笑)」


こんなこと、考えたこともなかった。
桐谷に言われて、初めて自分の欲しているものに気がついた。

恥ずかしい。
とことん恥ずかしい。

ところが、私は、恥ずかしいことが快感になっている。
頭ではまだ理解できない。でも、躯は物凄く反応している。

私の中心が、燃えるように熱い。
勝手に蜜を垂らし、勝手にひくついている。
欲しい!私の中心に埋めて!挿して!

お願い、弄って!

気が狂いそうなのよ……

乳房の先がしこってる。

痛い位しこってる。

触られたら激痛ね…でも、それでも弄って欲しい!


かなえの目から涙が溢れた。


恥ずかしいし、辛いから。

嫌なんじゃない。
嫌だとしたら、またこのまま焦らされること。

嫌なんじゃない。
嫌だとしたら、自慰すら出来ないこと。


かなえの躯がビクビクと震える。痙攣のように。

疼き、悶える躯が切なくて、淫らに腰やお尻をくねらせる。

懇願するかなえの目からは、とめどなく涙が流れる。


「かなえ、お前のマゾ気質は見事だ。友人を呼んだ。お前を見せたくなった。ただ、その男は悪戯好きだが、至ってノーマルだ。晒せ。ノーマルな男に。」


嫌あぁっ……

他の人に見られたくないーっ!


かなえは、あー、おー、を繰り返していた。




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