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恍惚の日々
第5章 脱皮
「淳之介さまぁ…」
熱い目の中に潤む光りは、紛れもなく悶え喘ぐ切なさだった。
「身を愛して欲しい?」
「はい……」
涙が頬を伝う。
「何故泣く?」
「わかりません…この身が…行き場のない疼きにどうにかなりそうで…」
「そのようだね。」
髪を撫でる桐谷。しかし、頬にすら触れない。落ちる涙を拭ってやることすらしない。
髪を撫でながら、じっと、無表情で見つめるだけ。
「淳之介さまに触れたい…肌に…肌に触れさせてください…」
「私は着衣のまま、お前に触らせることもせず眺めていたいんだよ。ということは?」
「触れることは許さない…」
「そういうことだ。」
「ならば…」
「ならば?」
「自慰をお許しください。」
「条件付きでなら許す。」
「条件?」
「そう。条件付き。もはやお前に嫌も出来ないもない。」
熱い目の中に潤む光りは、紛れもなく悶え喘ぐ切なさだった。
「身を愛して欲しい?」
「はい……」
涙が頬を伝う。
「何故泣く?」
「わかりません…この身が…行き場のない疼きにどうにかなりそうで…」
「そのようだね。」
髪を撫でる桐谷。しかし、頬にすら触れない。落ちる涙を拭ってやることすらしない。
髪を撫でながら、じっと、無表情で見つめるだけ。
「淳之介さまに触れたい…肌に…肌に触れさせてください…」
「私は着衣のまま、お前に触らせることもせず眺めていたいんだよ。ということは?」
「触れることは許さない…」
「そういうことだ。」
「ならば…」
「ならば?」
「自慰をお許しください。」
「条件付きでなら許す。」
「条件?」
「そう。条件付き。もはやお前に嫌も出来ないもない。」