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恍惚の日々
第5章 脱皮
さほど大きくはない屋上には、サンルームのようなガラス張りの部分と、ガーデニングの部分があった。
目隠しになりそうでならない緑の中にあるサンルームは、中でアコーディオンカーテンが閉められているせいか、室内は見えなかった。

「屋上といっても、お前が淫らに狂う場所はここだ。存分に、逝く寸前までを楽しむがいい。」

「はい、ありがとうございます。」

率先して入って行くかなえだったが、室内の光景に釘付けになってしまう。

床に、吸盤で張り付きそそり立つ巨大なペニス。
木馬の上のペニス。
交尾を待ち構える体勢の馬の剥製?

他にも、人型の裸体が仁王立ちしていたり、乳房や乳首を吸引する小道具など、いろいろな物が、所狭しと広がっていた。


「すべてお前のために用意した。好きなように使うといい。」

返事を忘れて、むしゃぶりついたのは、人型の裸体のペニスだった。


じゅぶじゅぶと音をたてて

レロレロと裏筋を舐めあげ

鈴口に舌先を挿してはキスをして

喉奥までくわえ込み、吸い上げる

タマを口に含んでは棹を握り扱き、あられもない姿を晒す。


夢中でしゃぶりつくかなえは、身悶え、自ら腰を振り乱し、夥しい蜜を垂らしていることすらわからなくなっていた。



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