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恍惚の日々
第5章 脱皮
「かなえ!フェラは終わりだ。自慰はいいのか!」

桐谷の声にビクン!と反応した。

ふと、我に返る。
シリコンのペニスでフェラに夢中になっていた。

ほんの数秒の間をおいて、ジワジワと躯が熱くなってきていることに気付く。

「終わりだ!」と桐谷に言われ続けたこの三日間で、かなえの躯には「終わり」イコール「焦らし、中途半端」という現象が刷り込まれていた。

「嫌!もう我慢出来ない!」かなえは、押し寄せる疼きに正直な行動に出た。


木馬に跨がり、ズブズブっと鞍にそそり立つペニスを蜜穴に挿しこんだ。

「んあっ、あっああぁぁ!気持ちいい!」

まだ、ピークには達してはいない。
乳首は激痛で触る勇気はないが、乳房を揉みしだき腰を上下させて身悶える。

「んはっ!はぅっ!はぅっ!はぅっ!んあああ!いいのぉっ、いいのよぉぉ!」

ズニュ…ズニュ…
ズニュ…ズニュ…

かなえの顎が上がる。
紅潮した表情が厭らしく
淫らな言葉を発し続けている。

「あうぅぅ…あうぅぅ…んひ、んひ、あふっ、あふっ、あぐぐぐぐーっ!」

ますます息遣いも荒く、ピークは間近に迫ってくる。

激しく腰をくねらせ、前後に擦り、剥き出しになった充血した真っ赤なクリトリスを刺激する。
目を見開き

ついに

「あっ、あっ、あっ、あっ!ひっ!ひっ!ひっ!んあああ、い…い…逝く、逝く…」

ぐぃっ!ズルズル…

「終わりだ。」

「嫌ああああああっ!逝かせてぇーっ!」

木馬から引きずり落とされたかなえは、指でクリトリスを弄る構えに出ていた。

手首を捻りあげ、咄嗟に後ろ手で手錠が繋かる。

かなえの腰は止まらない。
泣き叫ぶ声も止まない。


桐谷の手が動いた。



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