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生きた少女を生贄に
第2章 生け贄
目の前に居たのは、この時代では色男って言う分類に入るだろう。



目鼻立ちはキリッとして、髪は見たこともない変わった色をしていて、後ろで軽く結ってあった。



「そうジロジロ見るではない、我がに穴があいてしまうではないか(笑)」


豪快に笑う男、ふと彼の後ろに有る影を見ると人間の形をした影ではなかった。



まるで獲物を捕らえようとし、ただジッとしてる姿の影だった。


人間の形をした影…ってことは今豪快に笑う男は人間ではなく…蛇なのか?


そう思った瞬間体が宙に浮いた。


「きゃっ……離して…」


突然目の前の男(蛇)により私は抱き抱えられてしまった。


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