パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第2章 生け贄

「離さぬぞ…離して逃げられたら大変だからな…まぁ…そんなことをしたら村がどうなるか分からんが。」


脅しに近い言葉…ここまで来たんだもの…もう覚悟なんてどうでもいい。


「あんな村、どうなったってオラには関係ねぇだっ！！」


「雨が降らぬことで貴様が生け贄になった…まだ死にたくはない…か…フッ…」



「なんで笑うんだ…何が可笑しいだっ！！」


「死にたくないと思いながら、あんな村どうだっていいと言いながら…貴様は体を震わせてる。本当は死にたくないし村にはちゃんと雨が降ってほしい…そう思ってんだろう？」



「……っ……」



「安心するのじゃ、雨はちゃんと降らす。無論…お前を食い殺すこともせん。」


優しく…子供をあやすような問いかけに戸惑うオラ。