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生きた少女を生贄に
第2章 生け贄
「すべて性の付くものばかりじゃ…蛙に鼠にマムシどれから食う?」
「ヒィ……」
目を背けたくなる物ばかりがお皿に盛りつけられていた。
「口にしてみぃ…一度食べたら病みつきになるぞい」
「む…無理ですっ!」
こんなものっ人間の食べ物でも何でもないわっ……。
「どれも口につけでもおらんのに…」
「美雨(みさめ)様」
「おぉ~そちは今まで何処へ行って追ったのじゃ!!」
「オイラは生け贄の為に食料を調達に人間界へと降りとりましたぞ、やはり、我々蛇族の好物を生け贄にも食べさせる気だったのですなぁ…」
「うむ…今しがた、その食い物で揉めていた所じゃ…滝は我々の用意したご馳走を食えんじゃと申すのだ…」
ドカドカと入って来たのは少し年のいった白髪混じりのお爺さん…。
彼の背中にもまた人間ではない影があった。
「人間は我等達と同じ物をけして食べたりはしませぬ。だからオイラ達数人で人間界に行き…この者が口に出来る物を手に入れて参ったので今から早速…調理させるように言ってきます。」
「あぁ頼むぞ、さすがはジィじゃ…頼もしく思うぞ…では滝…もうしばし待つのじゃ…でも少しかじってみんか?」
「い…え結構です…。」
「なんだ、美味いのに…」
と男は美味しそうに香ばしく焼けた蛙を口の中に放り込んだ。
「ヒィ……」
目を背けたくなる物ばかりがお皿に盛りつけられていた。
「口にしてみぃ…一度食べたら病みつきになるぞい」
「む…無理ですっ!」
こんなものっ人間の食べ物でも何でもないわっ……。
「どれも口につけでもおらんのに…」
「美雨(みさめ)様」
「おぉ~そちは今まで何処へ行って追ったのじゃ!!」
「オイラは生け贄の為に食料を調達に人間界へと降りとりましたぞ、やはり、我々蛇族の好物を生け贄にも食べさせる気だったのですなぁ…」
「うむ…今しがた、その食い物で揉めていた所じゃ…滝は我々の用意したご馳走を食えんじゃと申すのだ…」
ドカドカと入って来たのは少し年のいった白髪混じりのお爺さん…。
彼の背中にもまた人間ではない影があった。
「人間は我等達と同じ物をけして食べたりはしませぬ。だからオイラ達数人で人間界に行き…この者が口に出来る物を手に入れて参ったので今から早速…調理させるように言ってきます。」
「あぁ頼むぞ、さすがはジィじゃ…頼もしく思うぞ…では滝…もうしばし待つのじゃ…でも少しかじってみんか?」
「い…え結構です…。」
「なんだ、美味いのに…」
と男は美味しそうに香ばしく焼けた蛙を口の中に放り込んだ。