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生きた少女を生贄に
第2章 生け贄

そして…一つの扉が立ちはだかった。

この中に彼が居る。美雨が……。

ドンっ!!

触れていない扉が勝手に開いた。

「待っておったぞ…さぁ我の所に来るのじゃ…」


開かれた扉の中は布団一組と御盆に徳利とお猪口だけが置かれただけで他には何もなかった。


恐る恐る中へ入るとまた勝手に扉がバタンと閉まった。

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