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生きた少女を生贄に
第3章 生け贄の証
「滝その痣は、我がと交わった証だ。」


「あ…かし?」


「そう、証だ。その証は体の相性が悪いと出ないものだ。普通なら3日間の交わった後に出るものなんだが。たった1日交わっただけで証が出るとは、よほどお前との相性が良かったんだろうな。」


「そうなのか…この青痣が消えた時どうなるんだ?」



「そうだな、我がと同じウロコが浮き上がってくる。交わえば交わうほどそのウロコが増え最終的は…言葉が悪いが喰われた証、良く言えば…生涯を交わした証と『妻』となる。」


「っ……。」


「どうした青い顔して…我がの話を聞いて怖じ気づいてしまったか?」



「ちげ~ただ…オラ、ビックリしただけだ。それより…美雨と同じウロコが体に浮いてくるのか…?でも美雨の肌はウロコがないぞ?」


「普段は隠しておるが、怒りや何かあった時は普通に浮いてくるぞ」


「ふふっ、そうか…。美雨と同じウロコか…それも良いな。」



自然に笑みを零す滝。


初めて…ここに来て笑った顔を見た気がした。


そう思ったら、我がの心はほっこりと温かくなった。

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