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僕の奴隷ちゃん
第9章 嫉妬と誤解
要は不機嫌に逢里の布団を剥ぐと、寒さに足を擦り合わせもぞもぞと動いた。
「逢里…。」
「ん…起きる。」
目をこすりながら、身体をくねらす逢里の肩に手を置くと、まだ寝転がったままの逢里の首元を噛んだ。
「いっ!!」
歯型がくっきりつくくらい強く噛むと、逢里は手足をバタバタと動かした。
要はそれでも足りずに、掴んでいた腕にも噛み付いた。
痛がる逢里が自分に反応しているのが、至福をもたらし、食べてしまいたいくらいの独占欲が芽生えていた。