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僕の奴隷ちゃん
第4章 恋心
陽平も避け始めた逢里に美沙と淳子は手を焼いてはいるものの、年頃の女の子という括りで納得していた。



みんな知らないから普通にしてられるんだ。



悪い事なのに言えない…言っちゃいけない気がした。幼いなりに逢里は要を護っていた。


入らせたくない庭園の先。
要の母親のいる場所が、要を穏やかにする場所だとわかっていた。


自分に優しく無い要だけど、嫌いではなかった。


学校にいる要の存在が、誰よりもかっこよく輝いて見えていたから。
自分だけが知る…要の弱味。

それが嬉しい…狂った初恋なのだ。
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