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第2章 晴れた日

「陵ちんはここに座ってや。 ほんでこの辺にジュースとお菓子置いて…」

「咲希はどこ座んねんな？」

「決まってるやん！ ここ！」


おぃおぃ、その体勢はいわゆるラブラブカップルがするヤツ
うわぁ、咲希の頭が顔の真下にあってエエ匂いする


「ん？ どないしたん？」


その体勢で上目遣いすな～
惚れてまうやろ～


「イヤ、何もない。ほれ始まんで」


このDVD、何回観てもエエわ
ちょっとコメディやけどホンワカする
最後ハッピーエンドやし
て、アカン！
オレの腕、咲希を抱くようにまわしてるやん
しかもその上に咲希の手、来てるし


「陵ちん？ どしたん？」

「ん？何が？？」

「めっちゃ心臓がバクバクしてんで」

「うん……」


うわわ、咲希、何するつもりや!?
顔近付け過ぎ


「陵ちん、きのう晩、サキとしたいて少しは考えた？」

「あ、当たり前やろ! オレも男やねんからしたいとは思うたわ。」

「サキはエエよって言うたのに何でせぇへんかったん？」

「咲希のコト知らんかったし、さすがに女子高生に手ぇ出したら犯罪やろ!?」

「ほな今は？？？」

「う…え～と…………したい…………かな？」


アホ！
墓穴掘ってるやん！
うわわわわ
咲希の口唇が近付いてくるぅ