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You were born to be mine
第8章 Epilogue
年も明けて実家に戻った。
車を近所のコインパーキングに停め家まで歩く。
咲希はずっと緊張してるみたいやった。


「大丈夫?やっぱり今日はやめとくか?」

「ううん、大丈夫。」

「咲希、ウチの家族はちゃんと人間を見てくれるから。安心していつもの咲希でおりぃや。」

「わかった。」


アカン、ガチガチやわ。
大丈夫かな?
確かにウチの家族は先入観で人を判断する様なコトはせぇへんけど、さすがにビックリはするやろし…

そうこうしてる間に玄関先に着いた。
チャイムを鳴らす。


「は~い(^^)」

「ただいま~。」


扉が開いてオカンが顔を出した。
一瞬『ウソっ?』て表情が浮かんだけど、次の瞬間には笑顔になった。


「よう来たねぇ、はよ上がり(^^)」

「あ、あの……」


咲希が挨拶しようとしたのを遮ってオカンが言う。


「堅苦しいのは後で。とにかく上がり(^^)」


リビングに行くとオヤジとアツコが炬燵でくつろいでた。


「ただいま。オヤジ、ひさしぶり。アツコも。」

「おぅ。元気そうやな。」


オカンがコーヒーを持ってきた。


「アンタはコーヒーでよかったやんな?彼女は?」

「て、オカン、コーヒー2つ持ってきてるやんか!」

「あ、コーヒーで大丈夫です。」

「何?緊張してんの?そないに緊張せんでも……ここ、アンタのウチになるんやから(^^)」

(・д・ = ・д・)
「え……あの……」

「えっ?そうゆう話ちゃうかったん???あたしゃてっきり…」


オカン、ナイス!
空気が緩んだで!


「いや、おかん、そうやけどな。挨拶もしてへんのに核心を突くからやん?! とりあえず座ってぇや。 咲希も。」


咲希と並んで炬燵に足を入れる。


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