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夜が待てない
第2章 舐め舐めおじいちゃん
今日は振り込め詐欺を防いだのよ。80歳くらいのおじいちゃんが、800万円引き出したの。
「これほどの大金なんにお使いになるのですか」
「倅が株で穴を開けたらしい。借りた金なので今日中に返すそうなんだよ」
「その連絡は倅さんからですか?」
「友人と言ってた」
「村井さまそれはもしかすると、ご子息様に電話で確認取りましょう」
そんな訳で、村井さんはお礼にと私に100万円寄こしたの。
仕事中ですからね、そのお金は受け取れませんとお断りしたの。それで食事に誘われたのよ。
赤坂の料亭に、そこでまた例のお金渡そうとしたの。だからね、ただで貰う事は出来ないからね。
「私、食べていいわよ」
て言ったの。
それでね。ラブホテルに行ったわ。
村井さんドリンク飲んでいたけれど、役には立たなかったみたい。全然あそこ立たないもの。
でもね、トイプードルみたい。入れ歯を外して、最初は足の指から、足の裏へ、くすぐった~い。村井様ますます張り切って来たの。
ふくらはぎからうちももに・・・
「この辺で50万円は使ったかな」
「何を仰るの。まだ20万円くらいよ」
「それは有りがたい、今度はいっぺんに80万円遣うぞ」
村井様元気な事。
でもね、丘まで来たら、舌が疲れちゃって、そのまま眠ってしまったわ。
鼾が時々ね、感じさせてくれるのよ。こんな経験これからもないでしょうね。
気持ちいいと言うより、愉しかった。
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