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初恋の相手は人類最強の兵士長でした
第3章 ―被虐―
エルヴィンの蒼い瞳の中に強い狂気が孕んでいる。
すっかり忘れていた。この男の本質を…
利己主義であり、加虐性欲の一面がある…。
リヴァイは抵抗も出来ずに声も出せなくなっていた。
ギリギリと喉元を締め付けていたスカーフが緩むと、
途端リヴァイは激しくむせ返った。
エルヴィンは先程と変わらない表情でリヴァイを見つめている。
その顔は穏やかに見えるようで、瞳は笑っていなかった。
そして軽々とリヴァイを抱き抱えると、ベッドに荒々しく身体を落とした。
「脱ぐんだ、全部」
表情とは裏腹の優しい声。
空気が張り詰めて重い……
リヴァイは視線に耐えきれず、ゆっくりと着ている物を脱ぎ始めた。
「脱いだら後ろを向くんだ」
脱ぎ終わった服を床に落とすと、リヴァイは言われた通りエルヴィンに背を向けた。
何をされるかは分かっている。
でも拒絶する事は出来ない…
エルヴィンはリヴァイの両手を後ろに回すと、
スカーフでその手を縛り上げた。
そして自分の方へ向かせてベッドの縁に座らせた。
解けなくはない、でも解く事は許されない拘束だった。
すっかり忘れていた。この男の本質を…
利己主義であり、加虐性欲の一面がある…。
リヴァイは抵抗も出来ずに声も出せなくなっていた。
ギリギリと喉元を締め付けていたスカーフが緩むと、
途端リヴァイは激しくむせ返った。
エルヴィンは先程と変わらない表情でリヴァイを見つめている。
その顔は穏やかに見えるようで、瞳は笑っていなかった。
そして軽々とリヴァイを抱き抱えると、ベッドに荒々しく身体を落とした。
「脱ぐんだ、全部」
表情とは裏腹の優しい声。
空気が張り詰めて重い……
リヴァイは視線に耐えきれず、ゆっくりと着ている物を脱ぎ始めた。
「脱いだら後ろを向くんだ」
脱ぎ終わった服を床に落とすと、リヴァイは言われた通りエルヴィンに背を向けた。
何をされるかは分かっている。
でも拒絶する事は出来ない…
エルヴィンはリヴァイの両手を後ろに回すと、
スカーフでその手を縛り上げた。
そして自分の方へ向かせてベッドの縁に座らせた。
解けなくはない、でも解く事は許されない拘束だった。