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初恋の相手は人類最強の兵士長でした
第1章 ―初恋―
どのくらい経っただろうか、石造りの階段を降りてくる足音がした。
ハっと顔を机から起こす。
ランプの明かりがこぼれて顔が見える。
「何だエレン、まだ起きていたのか」
リヴァイはそう言うと部屋に入ってきた。
少しアルコールの香りがする。
ランプを机に置いてベッドの端に腰掛ける。
「エレン、水あるか?」
「あっはい」
エレンは慌てて水差しからコップに水を注いで、それを手渡した。
「俺飲んでましたけど大丈夫ですか?」
「構わねえよ」
コップを受け取るとリヴァイはゴクゴクと勢い良く飲み干した。
口の端から僅かに水が滴り落ちていく。
リヴァイはスカーフを緩めて口元を拭った。
その光景だけでもエレンには随分とした刺激になる…
「結構…飲んだんですか?」
「ああ、まあな…嫌でも飲まなきゃいけない時もある」
そう言うと上着のボタンを外し始めた。
「暑い…飲み過ぎたか」
コップをエレンに手渡すと、上着を脱いでベッドの隅に投げ捨て、
首元のスカーフを取り、それも上着の上に投げた。
そのまま後ろに腕枕をしてゴロりと寝そべった。
「ちょっと酔っちまったかな」
エレンはコップを両手で握り締めてリヴァイから目が離せないでいた。
酔っていて開放的に見えるせいなのか分からないが、
いつも以上に意識させられる…
自分のベッドに好きな人が無防備に転がっている。
ハっと顔を机から起こす。
ランプの明かりがこぼれて顔が見える。
「何だエレン、まだ起きていたのか」
リヴァイはそう言うと部屋に入ってきた。
少しアルコールの香りがする。
ランプを机に置いてベッドの端に腰掛ける。
「エレン、水あるか?」
「あっはい」
エレンは慌てて水差しからコップに水を注いで、それを手渡した。
「俺飲んでましたけど大丈夫ですか?」
「構わねえよ」
コップを受け取るとリヴァイはゴクゴクと勢い良く飲み干した。
口の端から僅かに水が滴り落ちていく。
リヴァイはスカーフを緩めて口元を拭った。
その光景だけでもエレンには随分とした刺激になる…
「結構…飲んだんですか?」
「ああ、まあな…嫌でも飲まなきゃいけない時もある」
そう言うと上着のボタンを外し始めた。
「暑い…飲み過ぎたか」
コップをエレンに手渡すと、上着を脱いでベッドの隅に投げ捨て、
首元のスカーフを取り、それも上着の上に投げた。
そのまま後ろに腕枕をしてゴロりと寝そべった。
「ちょっと酔っちまったかな」
エレンはコップを両手で握り締めてリヴァイから目が離せないでいた。
酔っていて開放的に見えるせいなのか分からないが、
いつも以上に意識させられる…
自分のベッドに好きな人が無防備に転がっている。