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ラブカルチャースクール
第7章 LOVE Lesson コウセイ
下着を着けて、ローブを羽織る。

ベッドの側で、コウセイは立って待っていた。

「琴海さん、おいでぇ~!」

屈託なく笑って、手を伸ばす。

いつもニコニコしてるな…それだけで、緊張感が和らぐ。

コウセイは、イケメンって言うより癖がなく、普通に顔が整っている。

インパクトはないが、その分取っ付きやすい印象。

ここの講師って、イメージもしない。

少しずつ近付き、コウセイの手を取ると、またニッコリ笑い、ギュッと抱き締められた。

そして…

「ぎゅうぅ~。」

また、言ってる。

「はははっ!もう~コウセイさん!笑わせないで下さい!」

これから、レッスンなのに~!

「え~!楽しい方が、いいよ~。」

「笑いながらは、無理だよ~。」

コウセイの顔を見上げると、凄く優しく微笑んでいた。

ドッキン!

「琴海さんの笑顔、可愛いから自信持って。」

そう言って、また背中を擦る。

抱き締められてるだけで…こんなにも安心するもんなんだね…。

『自信持って』…。 

何の取り柄もない私は、自分の存在自体に自信が無くなってたのかも…。

ここは…『ラブカルチャースクール』が、私に『自信』を与えてくれているのかな…。

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