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ラブカルチャースクール
第9章 LOVE Lesson ハヤト
ドキドキドキドキ…。

かなり緊張する。

無意識にソファーの角で、指を刺激する。

深呼吸しよう…息を吸って~

ガチャ!

「ぶっ!」

吐こうとした瞬間ドアが開き、一気に吹いてしまった。

「はははっ!こんにちは!何かしてたぁ~?」

最初から、爆笑させてしまった…。

でも緊張が、ちょっと弛んだかも。

「こんにちは…宜しくお願いします。」

「琴海さん、敬語じゃなくていいよ。俺タメだし!」

そう…ハヤトは28歳…同い年だ。

「そう…慣らしていくわね。」

「うんうん!宜しく~。」

ハヤトはヤナセ程じゃないが、綺麗系な顔…ちょっと凛々しさもある。

セイジみたいな黒髪のショートとは違い、茶髪で軽く波打って肩に掛かりそうなくらいだ。

ナツは別として年上が続いたから、ちょっと違和感。

ハヤトは申し送りに目を通し、少し目を細めた。

「最初…セイジが続いてんね…。」

やっぱり皆、セイジを気にするんだ…。

ハヤトは更に

「琴海さん…1ヶ月後、独占コースの予定なんだ…。」

「あっ…うん…性格的に、一人で色んな人は微妙だったから…。」

それもあるが、セイジに浸りたかった…。

「ふ~ん…講師は、セイジ?」

「え?…まだ決めてないわ。」

ヤナセから、講師は内密と言われている。

でも、初めて独占コースを気にされた。

『ヤキモチ妬き』…また、その言葉が頭を過る。

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