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ラブカルチャースクール
第9章 LOVE Lesson ハヤト
ハヤトは申し送りを閉じて、お茶の準備をし出す。

「琴海さんは、紅茶が好きなんだ。」

「ええ…コーヒーも飲むけど、紅茶の方がリラックス出来るの。」

「もう、覚えたから。次からバッチリだよ!」

ニッコリ笑って、振り向かれる。

イメージと違って、結構フレンドリーな感じなのね。

同い年だからかな。

「ふふ…有難う。」

「同い年だから、何か気さくでいいよね。」

「うん!そうかもね!」

無意識にハヤトのペースに巻き込まれていっていた。

「はい!お待たせ。」

ティーカップを差し出されて受け取る。

「有難う~。」

良い香りだな…ゆっくりと、ティーカップに口を付けて紅茶を飲む。

落ち着く…ドサッ!

えっ!?

ハヤトが身体がくっ付くくらい、近くに腰掛けてきて、顔を覗き込む。

「琴海さん、旦那さん7つ上なんだ!」

「あっ…うん。」

いきなり、至近距離過ぎるな…。

更に髪の毛をハヤトの指先に、巻きながら

「恋愛?」

「…お見合い…。」

毛先に口を付けながら

「ふ~ん…カッコ良かったの?」

「普通かな…紳士的な人だったし。」

「優しい?」

「うん…優しい…わよ…。」

今度は肩に手が回ってる。

「でも…あっちは…物足りないのかな…。」

「あ…ハヤト…さん…。」

鼻先が、くっ付きそうだわ。

これからレッスンだけど、何か身構えてしまう。

「ハヤト…で、いいよ。」

「えっ…ハヤ…んっ!」

唇が、あっという間に塞がれた。

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