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ラブカルチャースクール
第9章 LOVE Lesson ハヤト
「んん~!ほが…むぅ~!」

他の講師の然り気無さと違い、いきなりだったから、慌ててしまった。

でもハヤトは、止める事無く私の頭を腕で抱え込み、舌を入れて絡めてくる。

「んぐ…ん…。」

く、苦しい…こうゆう強引さが、所謂『俺様』なのかな。

クチュ…クチュクチュ…。

口の中を掻き回す音が、激しくなる。

私は両手でハヤトの胸辺りを押したがビクともしないし、挙げ句ソファーに押し倒された。

ハヤトの唇が何度も向きを変えながら、舌も器用に巻き付いてくる。

押さえ付けられて、動けない…。

「ふぅ…んん…。」

大丈夫かな…ハヤトのレッスン…。

不安が少し、湧いてきてしまう。

しばらくして、唇はやっと離れた。

「はぁ…はぁ…苦しいよ…ハヤト…。」

「ふっ…ごめんね。琴海さんの唇、可愛かったからムラムラしちゃってさ。舌使いも上手いし離したくなくて。」

え…舌の使い方なんて、よく解ってないわよ。

それを言うなら、やっぱり講師が上手いんだわ…。

私はいつも、引っ張られるだけだもの。

呆然気味な私の頬をハヤトは撫でながら

「琴海さん…レッスン始めようか…。」

「あっ…はい…。」

ニッコリ笑ったハヤトの笑顔は、ちょっと不気味なくらい妖艶だった…。

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