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ラブカルチャースクール
第9章 LOVE Lesson ハヤト
顔を真横に傾けて、私の顔を両手で挟み、吸い込む様にキスをする。 

「ん~んんっ!」

また強引なキスに慌てて、持ってるカップをカチカチ鳴らしてしまうと、ハヤトはソーサーごと受け取り、テーブルに素早く置いた。

「はう…ん…。」

口を開き向きを変えて、くわえ込む様に、唇を貪られる。

クチュ…クチュ…。

舌を根刮ぎ、持ってイカれそうだわ…。

レッスンは、もう終わったのに…
『セイジ』の名前がスイッチを押してしまうのかしら?

ハヤトが満足するまで、委ねるしかなかった…。

ピチャッ…。

水音を鳴らしながら、唇がやっと離れる。

「あ…はぁ…。」

ハヤトは至近距離で、目を合わせている。

「ハヤト…その…。」

「『独占コース』の講師って、セイジでしょ?」

ドックン…バレた…。

「クックッ…そうですって顔してるよ。」

目を細め口元を歪む綺麗な顔が、怖かった。

「あ…違う…。」

「簡単だよ…独占コースはスケジュール調整が必要だ。それにいきなり知らない講師を独占コースに付ける訳ない…。2ヶ月先も待たなきゃいけなくて、最初から決めるなら、セイジしかないでしょ?」

うっ…完璧な理由…誤魔化し利かないわ。

「もし…そうだとしたら?」

ハヤトは不敵に笑って

「さっきの話し…どうしても聞きたい?」

ドックン…嫌な予感がする…。

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