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ラブカルチャースクール
第10章 Lesson 疑惑
翌朝…

「あっ…眠…。」

寝惚けながらモソモソ起きると、旦那の姿はベッドから消えていた。

「…ぎゃっ!寝坊したっ!」

急いでパジャマを来て、バタバタとキッチンに行くと、コーヒーカップとトーストだけ食べた様な痕跡がある。

「ヤバい…。」

急いで玄関に行ったら、旦那がドアを開ける寸前だった。

「あなたっ!ごめんなさい!」

咄嗟に謝ると

「あぁ…おはよう。気持ち良さそうに寝てたから。先に起きたよ。」

なっ…!キュン…と、ちょっとだけ胸に響いた。

そして思わず

「傘…持っていく?」

等と言ってしまった。

旦那は不思議そうに

「今日は、天気の様だが。」

あっ!つい雨霰が降ると…

「そ、そっか~!有難う!行ってらっしゃい!」

若干、挙動不審気味に言うと…ポンポンと頭を撫でられ、はにかみながら

「行って来る…。」

「は…い…。」

何が起きてるの??

ガチャリとドアが閉まると共に、私はヨロヨロと壁に倒れ込んだ。

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