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ラブカルチャースクール
第10章 Lesson 疑惑
一気に話きると、ヤナセは少し間を開けてから

『解りました…。次回レッスンまでに、マッサージスクールの会員証とパンフレットとホームページを用意しておきます。』

……はい!?今なんと…。

「えぇっ!ホームページィ~!!」

『はい。出来ましたら、旦那様にURLをお伝え下さい。もしくは、テーブルか何かにパンフレットを置いておけば、勝手に調べられるかと。電話が掛かって来ても、対応は大丈夫にしておきます。』 

ヤナセはスラスラ話してるが、私は唖然としてしまった。 

「ヤナセさん…そんな…私一人の為にそこまで、しなくても…。」

『ご心配しなくても大丈夫ですよ。良くある事なので、他の方にも同じ様に対処しております。』

そうなんだ…でも、短時間でそれをやってのけるなんて…。

「凄い…。」

思わず感嘆すると。

『クス…恐れ入ります。』

ヤナセのいつもの含み笑いが、電話越し聴こえた。

「本当に…徹底してるんですね。」

『はい…安心して卒業まで、レッスンを受けて頂けるよう、当校は独自システム開発とグループ企業と提携しておりますので…。』

「はぁ…。スケールが大きくなってきて、頭が付いていけてないかもです。」

「クスクス…純朴なのは琴海様のチャームポイントですね。」

はうっ!何か、いつも笑われてしまう!

『旦那様が怪しむ程、琴海様が上達されたのは、喜ばしい限りです。』

「は…あぁ…。」

やっぱり、まだ照れ臭い…。

『後は、全てお任せ下さいませ。』

電話越しにハッキリ言い切るヤナセが、とても心強く感じた…。

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