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ラブカルチャースクール
第11章 NEXT Level S
前のレッスンでも、さくらんぼを舌で転がし合った。

軽く触れ合うお互いの唇の真ん中に、丸く挟まっている。

吸った方が良いのかな?

そう思って、吸おうとしたらセイジも吸ってて、さくらんぼの綱引き状態になってる。

お互いモゴモゴと動く唇の感触が、気持ち良い。

ふふ…セイジの唇だ…。

もう、それだけで全身が温かい気持ちになる。

先に均衡を破ったのは、セイジだった。

「んっ!ふぐっ!」

唇を強く押してきて舌で、さくらんぼを押し込む。

舌の上に、さくらんぼが転がる感触がした。

クチュ……セイジの舌が、私の中に入ってきて、舌とさくらんぼを絡めて転がす。

「うん…んん…。」

自然とセイジの首に腕を回し、セイジの腕は私の背中から身体をすっぽり包み込む。

クチュクチュ…ピチュ。

果汁が唾液と混ざって、口の中が甘酸っぱい…。

セイジ…セイジ…。

私もセイジの口の中で、舌を踊らす。

ジュル…クチュ…。

お互いの唾液をジュースみたいに、吸って飲み込んだ…。

「ゴクリ……はぁ…琴海さん…凄く…甘いね…。」

薄く開いたセイジの瞳が、艶っぽく揺らめく。

クラリ…抱き締められながら、目眩がしそう。

「セイジ…さん…美味しかった。」

その言葉に小さく微笑み、また優しく唇を重ねてくれた。

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