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ラブカルチャースクール
第2章 入会
広いな~。

私一人しか居ないのに、貸切状態だよね、これ。

見慣れない景色に、キョロキョロしてると

「クス…お待たせしました。」

カチャンと、ティーセットがテーブルに置かれ、目の前でカップに紅茶を注いでくれた。

「珍しいですか…こうゆうところ?」

あっ…キョロキョロしちゃったからか

「はは…庶民なんで、ゴージャスな所に慣れてなくて…。」

「クス…琴海様は、素朴で可愛らしい方ですね。想像通りの方で嬉しいです。」

微笑みながら言われて、余りの眩しさに目を閉じてしまいそうだわ。

それに『可愛らしい』とか『嬉しい』
とか、ポンポン言われて、早くもノックアウトしそう。

さっきのセイジさんは、凛々しさがあったけど、ヤナセさんは洗練された美しさって感じで、女の私の方が恥ずかしくなる。

きっとこのカルチャースクールの目玉の一つなんだろうな。

「今から当校の説明に入らせて頂きます
ので、お茶を飲みながら聞いてて下さい。」

「はい!お願いします!」

私の返事に、小さく笑ってヤナセさんはパソコンを操作し始めた。


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