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ラブカルチャースクール
第11章 NEXT Level S
「ハ…ハヤトで…。」

キーボードを叩く、ヤナセの指が止まる。

「ハヤト、ですか?」

「はい…今回も…その一応ハヤトの予定だったので…。」

本当は、今日はセイジで死ぬ程嬉しかった…。

偶然のタイミングとはいえ、ヤナセのチョイスに感謝した。

「分かりました…前回も申しましたが、スケジュール次第になりますので、また違う場合も有り得ますが…。」

「はい…それは大丈夫です。ハヤト、人気あるんですね!」

ヤナセは含み笑いをしながらカタカタ、キーボードを叩く。

「はい…有難い事に…。」

何か変な事、聞いちゃったかな?

紅茶を啜りながら、上目遣いでヤナセを見る。

パソコンを見詰める横顔は彫刻みたいに鼻が通ってて綺麗だ…。

うっうっ!
何で独身のイケメンがこんなに集まってるんだろう~!

セイジだって、さっき旦那だと思えばいいからって言ってたけど、違い過ぎるよ~!

「琴海様、次回レッスンの予約承りました。では、これは先程のマッサージスクールの一式になります。旦那様の方は、お任せ下さい。」

「は、はい!宜しくお願いします!」

ヤナセは、誰をも魅了するかの様な微笑みを湛え

「畏まりました…琴海様。またのレッスンをお待ち申し上げます。」

綺麗にお辞儀をされ、今日のレッスンは終了した。

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