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ラブカルチャースクール
第12章 Lesson 悲観
ランチはデザートも食べたくて、Fulege まで行って貰った。

お店よりちょっと外れた場所に車を停めて店内に入ると土曜日なのもあって、結構混んでいた。

窓際の席は埋まっていて、オープンカフェ席もあったが、旦那が渋い顔をした。

こうゆう所は、意思を示すのね…。

結局、ケーキのショーケースが見える様な位置になった。

食べたら直ぐに出るから、別にいっか~。

「あなた、何を食べたい?Aセットが~」

「何でもいいよ…。任せる。」

「………すみませ~ん。AとBセット一つずつ。ドリンクはブレンドホットにアイスミルクティーで!」

「畏まりました!」

いつもいるバイトの子が、笑顔で応対してくれた。

パスタのセットを自分に、チキンのソテーがある方を旦那に譲る。

トマトクリームソースが、平らな麺のフィットチーネに絡まって絶妙に美味しい。
エビもプリプリしている。

ニコニコしながら食べていたら

「旨そうに食べるな…。」

ボソボソと旦那が呟いた。

「えっ!私、直ぐ顔に出ちゃうみたいね!」

ちょっと照れながら言うと

「そうか…出やすいのか…。」

えっ!気付いてなかった!?

やや衝撃を感じたわ…。

「あなたのも美味しい?」

「不味くはない…。」

「そう…。」

せめて『まあまあ』とかじゃ、ないのかなぁ~。

思わずため息を吐きそうになった時…

以外な人物が店に現れた……

しかも、女連れ…。

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