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ラブカルチャースクール
第13章 NEXT Level B
気が抜けた様に横たわってる私に、コウセイはローブを掛けて、包み込みながら抱き起こしてくれた。

優しく抱き締めて、ポンポンと背中を軽く叩き

「大丈夫……スッキリした?」

力が抜け全身の重みをそのまま預けながら

「うん……スッキリした…。」

スッキリしたと言うよりは…一瞬意識が飛んだだけ…。

結局、現実は変わらない…。

コウセイは、察してくれてるのか

「そう……無理しちゃ、ダメだよ…。」

「うん…有難う…。」

講師と生徒…恋人でもなければ、友達でもない…。

でも、本気で労って…心配してくれる…。

本当に…不思議なカルチャースクールね…。

「コウセイさん…ギュッと、して欲しいな…。」

「ギュッと……うん、喜んで。」

耳元で優しく微笑んでるのが、解る…。

「ぎゅうぅ~。」

いつもの掛け声と一緒に、優しく強く抱き締める。

何も事情を知らないのに、何もかも包み込まれるみたいで、安らぐ…。

広くて温かい胸に顔を埋め小さく息を吐き…貴方を呼んだ…。

『セイジ』…。

元々、叶わない恋の下で貴方に出会った…。

だから…多くは望まない…。

ただ、一分でも一秒でも、触れていたい…抱き締められていたい…それが例え、間違った愛だとしても…。

黙って抱き付いてる、私の身体をコウセイは

「ぎゅぎゅぎゅうぅぅ~。」

と…不安ごと、更に包み込んだ。

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