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ラブカルチャースクール
第13章 NEXT Level B
ティーカップを両手で持ったまま固まってると

「琴海さん…そんなに思い詰める程、何かあったの?」

コウセイは、心配してくれたのか顔を覗き込み、聞いてきた。

「あっ…それは…。」

誰にも…言えない…。

なのに態度に出るから、バレバレだし…。

「旦那さんと、まだ上手くコミュニケーション取れない感じなの?」

「旦那?」

そ、そっか…普通は、そう思うよね!

まあ…確かに上手くはいってない…。

「うん…前よりは、変わっては来てるんだけど、会話はまだまだ少ないかな…。」

「こないだ教えてあげたみたいに、ニッコリ笑ってぎゅうぅ~て、したっ?」

うっ!あの旦那に…

「えっと…それは……無理…。」

「出来るよ~!ベッドの中は、大胆になったんだから!」

そう言ってコウセイは、力強く励ましてくれたけど…それって誉められてるんだろうか…やたら恥ずかしい…。

真っ赤になる私に

「本当に!可愛いから自信持ちなって!」

可愛いか…お世辞でも嬉しいけど…

「綺麗じゃないし…。」

「何言ってんの~!美人が全てじゃないよ!琴海さんは、温かい感じかな~。薔薇よりタンポポって言うか…春になると思わず探したくなるよね!」

「タンポポ……吹き飛ばしちゃいますか?」

私の言葉に、コウセイはキョトンとなって

「ははは~!綿帽子かぁ〜!飛んでる琴海さんも、可愛いかもね!」

コウセイさん…何を想像したんだろう…。

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