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ラブカルチャースクール
第14章 NEXT Level E
ラフな格好に着替えて来た旦那が、椅子に座る。
さっきは自分から抱き付いておいて、妙に恥ずかしい。
「ビールで、いい?」
「ああ…。」
普段と変わらない様子だけど、お互いぎこちない。
今更な事なのに…何だろう…この微妙な感じは…。
旦那は黙々とビールを飲んで、煮込んだお肉をお摘みにしていた。
「………。」
「…………。」
沈黙…。
嫌だな…こんな食事を毎日したくない…。
「あ、あなた!お仕事、忙しい?」
「今は、忙しくないな…。」
「そうなんだ!」
再度、沈黙…。
「あなたっ!」
「ん?」
話題は、無いのかしら?
「えっと…ホームページ見たかな?マッサージスクールの!」
「……いや…見てないよ…。」
「え…見なかったの?」
「あぁ…。」
だって…カウンター回ってたって…ヤナセが…。
何で、誤魔化すの?
……騙しておいて、突っ込めないわよね。
「そっか…。」
「琴海!」
「はいぃっ!」
いきなり呼ばれて、思いっきり返事をしてしまう。
「そんなに驚かなくても…近々、出張があるかもしれないから、用意しておいて貰えるかな。」
「出張……長いの?」
「あぁ…多分。」
「そう…分かりました。」
その旦那の出張が、自分の人生が大きく変える事に繋がるなんて…
この時は、まだ…知るよしもなかった…。
さっきは自分から抱き付いておいて、妙に恥ずかしい。
「ビールで、いい?」
「ああ…。」
普段と変わらない様子だけど、お互いぎこちない。
今更な事なのに…何だろう…この微妙な感じは…。
旦那は黙々とビールを飲んで、煮込んだお肉をお摘みにしていた。
「………。」
「…………。」
沈黙…。
嫌だな…こんな食事を毎日したくない…。
「あ、あなた!お仕事、忙しい?」
「今は、忙しくないな…。」
「そうなんだ!」
再度、沈黙…。
「あなたっ!」
「ん?」
話題は、無いのかしら?
「えっと…ホームページ見たかな?マッサージスクールの!」
「……いや…見てないよ…。」
「え…見なかったの?」
「あぁ…。」
だって…カウンター回ってたって…ヤナセが…。
何で、誤魔化すの?
……騙しておいて、突っ込めないわよね。
「そっか…。」
「琴海!」
「はいぃっ!」
いきなり呼ばれて、思いっきり返事をしてしまう。
「そんなに驚かなくても…近々、出張があるかもしれないから、用意しておいて貰えるかな。」
「出張……長いの?」
「あぁ…多分。」
「そう…分かりました。」
その旦那の出張が、自分の人生が大きく変える事に繋がるなんて…
この時は、まだ…知るよしもなかった…。