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ラブカルチャースクール
第14章 NEXT Level E
レッスンの日…。

コウセイマジックから、結局何の進展も無かった…。

「う~ん…良いんだか…悪いんだか?」

こうやって悩むと、自分はどうするべきか、解らなくなりそうだ。

早く、ハヤトから答えを聞き出したい…。

セイジに繋がる『ヒント』…。

今日こそ、頑張らないと!

気合いを入れて、カルチャースクールに行く、エレベーターのボタンを押した。




「いらっしゃいませ…琴海様。」

ダークグレーのスーツに濃紺のネクタイが、また男の色気…ヤナセの魅了を引き立てる。

思わず、見とれてしまう。

「琴海様?」

「あっ!こんにちは!宜しくお願いします!」

「クス…はい…元気で良かったです。」

「へへ…。」

ここに来てると、基準値がおかしくなりそうだわ。

ヤナセさんからレッスン受けたら、凄い事になりそう…多分私は無いんだろうけど、もし…マスターコース希望したら、当たるのかな?

……うっ…鼻血でそう…。

「琴海様?…ハンカチで口元押さえて、気分悪くなりましたか?」

心配しながら、紅茶を差し出すヤナセ。

「あっ…イエイエ…興奮して鼻血が…。」

冗談のつもりだったのに…

「鼻血……ちょっと失礼!」

ガシッと、ヤナセの手が私の顎を掴む。

なっ!何がっ!?

ヤナセの顔が至近距離まで、近付いて鼻を覗き込んでいる。

「ヤ…ヤナセ…さん…。」

ヤバい…アソコより、恥ずかしい気がする…。

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