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ラブカルチャースクール
第14章 NEXT Level E
ソファーに腰掛けて、ハヤトを待つ。

『本当に…無理しないで下さいね。』

さっきのヤナセの言葉の意味は…ハヤトの事なのだろうか?

ヤナセは何かに気付いてる?

じゃあ…私のセイジへの気持ちも…知られてしまうのも時間の問題なのかも…。

ドックン…ドックン…。

そしたら……スクールには通えなくなる…セイジにも迷惑かけてしまう…。

気を付けないと…今日を何とか乗り越えるんだ…。

カタカタ……テーブルが小さく揺れた。

緊張の余り身体が、震えてたみたいだ。

あぁ…セイジ…。

コンコン!

ドアが、叩かれる。

ゴクリ…いよいよだわ…。

ガチャリ…ドアが開く…。



そこには…申し訳なさ気に私を見てる……『ナツ』が立っていた。

「ナツ……どうして?」

「えっ!今日、俺指定になってて、琴海さん俺なんか指定してくれたんだぁ~て、前回の事があったから嬉しかったよ。」

唖然とした…こんな連チャンでハヤト以外の講師が指定されるなんて…ここまでくると『偶然』じゃない気がする。

……あっ!

無理しないでって、『ナツ』だから!?

「琴海さん…大丈夫?顔が、百面相みたいに変わってるけど。」

「あぁっ!ごめんね!」

色々考えてたら、顔が笑ったり青ざめてたりしてたようだ。 

「ナツ…今日宜しくね。ローターとかは、使わないでね。」

笑いながら言うと

「勿論です!スタンダードで頑張らせて頂きます!」

ナツはピシッと、背筋を伸ばしてから、丁寧にお辞儀していた。

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