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ラブカルチャースクール
第2章 入会
ドッキン!
きゃあぁあぁ~!

隣に、座った…あっ、お試しなんだから当たり前か…。

な、何が起きるのかな?

一気に色んな妄想が広がって、ギュッとスカートを握ると。

「琴海さん!ケーキ好き?」

えっ?いきなりチュウとかじゃないんだ!
驚きながら

「はい!大好きです!」

また勢い付いて、返事をしてしまうと

「だよね~。俺も好きなんだ。お奨めとかある?」

キャラ的に、ケーキって感じじゃないけど、また無邪気にニッコリ微笑むセイジの笑顔の方が甘いですよ。

私はスカートを握ったまま、指をモジモジさせて

「そんな詳しくはないけど、Fulegeってお店に良く行くの。」

「へ~!名前からして美味しそうだね。何が好き?」

セイジは、頬杖を付いて私の顔を覗き込む。

きゃっ!
頬杖さえも、メチャメチャ絵になる!

これくらいで、ドキドキしてる私って本当に、男性に免疫ないんだぁ。

ちょっと俯いて

「マロン…タルトとさくらんぼのショートケーキ…が特に美味しいかな。」

「さくらんぼ…珍しいね。」

更に寄ってきたセイジの膝が、私の膝にコツンと触れた…。

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