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ラブカルチャースクール
第15章 NEXT Level K
「はい…宜しくお願いします。」

マサキの安心感は、抜群だろう。

声を聴いてるだけで、気分が穏やかになる気がする。

カチャカチャと、手際良くお茶の用意をしながら

「今日は、また天気が良くて爽やかな空気ですね。」

目を少し細めて、フッと笑う仕草に大人の色香が漂ってくる。

多分…年齢じゃないな…マサキ独特の雰囲気なんだ。

例えば旦那やコウセイが、40歳になったとして、マサキみたいには成らない気がする…。

このダンディさは、どこで身に付くのかしら?

「はい…気持ち良くなりますね…。」

マジマジと、マサキを見詰めてしまう。

「琴海さん…顔に何か付いてますかね?」

テーブルにカップを置いて、不思議そうに目を覗かれた。

あっ!ガン見し過ぎてしまった!

「やっ!…えっと、相変わらず素敵な声ですね!」

咄嗟の誤魔化しにマサキは、苦笑してした。

「有難う…。旦那さんとは、その後どう?」

一人分隣に、静かに座った。

「前よりは…ちょっと変わってきた気がします。」

「そうか…なら、努力が実って来てるんだね…良かった。」

マサキの太くて温かい指が、私の頬を優しく撫でる。

「ふふ…マサキさんの指は、優しいですね…。」

「そうかい?」

マサキは、クスリと笑って私の下唇をそっとなぞる…。

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