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ラブカルチャースクール
第2章 入会
「そんな…。」

「謙遜しなくていいの~。」

と、優しく笑いながら、今度は下唇を押さえる。

「唇とか、小さいけどプクプクしてて…綺麗に艶めいて、さくらんぼみたい。」

セイジの顔が間近に近付いていて、吐息がかかりそうな位置で囁かれる。

「あっ…。」

「頬も…プッくりしてて気持ちいいし。」

頬をくっ付けられて、擦り寄る。

旦那みたいに髭で、チクチクしない。

寧ろスベスベでつい…

「気持ち良い…。」

ポロっと、言ってしまう。

「気持ち良い…俺も…。」

そして、頬にキス。

「ひゃっ!やっ!」

ビックリして、身体を引こうとしたけど瞬間、セイジの腕が背中に回る。

「嫌…?」

甘い声で、鼻がくっ付きそうな位置に、伏し目がちの瞳は恐ろしく色っぽく揺らめき…私は

「い…や…じゃない。」

「していい?」

聞かれた事は多分…『キス』。

まるで、当たり前の様に目を閉じると…セイジの唇が重なった。

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