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ラブカルチャースクール
第17章 NEXT Level X
聞かなきゃ…この為に…ヤナセやセイジまで巻き込んでしまった…。

「ハヤト…何でそんな事…思うの?」

「思う?いや…思わないよ。」

「え?それは…。」

意味が、解らないわ。

ハヤトは、ニヤリと笑い

「だって…事実だから…断定だからさ…。」

『事実』…ゴクリと、生唾を飲む。

「ハヤト…事実って……何か根拠があるの?」

「根拠ね……俺、見たから…セイジの元カノ。」

「へ…元カノ…?」

ドクン…ドクン…。

『元カノ』の存在に、緊張が自分の中に広がっていくのが解る。

「元カノが…何で、関係するの?」

そりゃ…あのセイジだ…元カノの一人や二人や三人や…うっ…沢山いても仕方ない。

「まあまあ!焦らなくていいじゃん!琴海必死だなぁ~!」

ケラケラ笑うハヤトに、苛々してくる。

人の気持ちを玩んで、楽しんでるとしか思えない。

「ハヤト…約束、守ってくれるなら…理由教えて。」

強張ってる私の頬を指でなぞりながら

「あぁ…最後だなんて…マジつまんね…。独占なんて止めちゃいなよ。」

「そんな今更…出来る訳…。」

「出来るでしょ…セイジがフリーの方が、スクールも得だもん!」

またチュッチュッと、唇にキスをしてきた。

「変わらないんだ~。セイジに泣かされちゃわない様にね~。」

「ハヤト…それは…。」

ジッと…目を見据えてハヤトは…

「琴海…最後に、熱~いキスして…。」

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