この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール
第17章 NEXT Level X
急にテンションが上がった私を不思議そうにハヤトが見る。

「そんなにケーキ好きなの?」

ギクッ…後少しだ…穏便に終わりたい。

「うん!大好きだから嬉しくて!美味しいね~!」

「ふ~ん…ヤナセわざわざ買って来たのかな…。」

消費期限のシールに、記載の住所を眺める。

ギクッギクッ!

変なところに鼻が利く…セイジに関わる事だからかな…。

さくらんぼを摘まんで、口に入れる…舌の上で転がすと、セイジとのキスを思い出す…。

セイジもこの味は、私との味だって言ってくれたな…。

うっとり味わってると、ハヤトが肩に手を掛けてきた。

「琴海…このケーキさ…。」

「ふへ?」

さくらんぼが口の中に在るから、間抜けな返事をしてしまった。

そんな私にお構い無しで、ハヤトはまた強引に唇を重ねてきた。

「はっ…んっ!」

またなの!ハヤトの行動は、本当に読めない。

舌が一気に、入ってくる。

このままだと、セイジの味が塗り替えられてしまいそうで、さくらんぼを噛まずに飲み込んだ。

「んん~!んぐっ!!ゴホッ!ゴホッ!」

「琴海!!」

ハヤトは素早く唇を離して、背中を擦ってくれた。

さくらんぼが口から消えたのが、解ったからだろう。

噎せる私にハヤトも、少し焦っていた。

「さくらんぼ、もう食べたと思ったのに!」 

「だって…ゴホッ!味わってたのよ…。」

「何だよ…さくらんぼくらいで…。」

「ふふ…ごめんね…。」

微笑む私を怪訝な顔で、見るハヤト…。

何だかセイジが、最後に守ってくれた気がしたの…。

/552ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ