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ラブカルチャースクール
第17章 NEXT Level X
「お疲れ様でした。琴海様、今日のレッスンはいかがでしたか?」

ラウンジに戻ると、ヤナセは椅子から立ち上がり、待ち構えた様に聞いてきた。

きっと凄い心配してくれたんだと実感した。

「はい…大丈夫でした。」

無難に答えたつもりが、ヤナセは目を細め

「大丈夫?…何かされましたか?」

なっ!何で解るの!

「な、無いです!独占コースの事少し言われましたが、はい!特に普通でした。」 

多分…あれがハヤトの普通だもの。

「普通…ですか…。」

しまった…余計ヤバかったかしら。

冷や汗を掻く私にヤナセは、次のレッスンの話を始めた。

「取り敢えず…次回からは独占コースでセイジが卒業まで、専属になりますので宜しくお願い致します。」

「はい!お願いしますっ!」

元気良く応えると、ヤナセは楽しそうに微笑んだ。

元カノの事が気にならないって言ったら嘘になる…
けど、やっぱりちゃんと卒業しよう。 

そして今は…セイジと過ごせる時間を大事にしたい……。

どんな理由があろうとも、私がセイジの事を好きな気持ちだけは、変わらないから…。

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