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ラブカルチャースクール
第19章 2 Years ago
電車から流れる風景を眺めながら、昔の事やここ最近のを事など思い返す。

1年前…結婚当時は、全てが必死で…初夜とかも、まだ慣れない旦那相手に、どうしたらいいか解らなくて…マグロ状態だったな…。

…ん…そっか、私最初そんなだったんだ!

今となっては…あんな事や…こんな事…。

一気に変えてくれた、ラブカル講師たちは本当に凄いわ!

そりゃ~旦那も怪しむわ!

なんか急に笑えてきて、一人でニヤニヤしてたら、向かいに座ってるおばあちゃんに怪訝な顔されてしまった。

いけない…気を付けないと。

駅に着いて、お母さんに電話すると

『あら~!琴海っ!これから急用があるから、夜まで帰れないから、適当に食べてて!』

「なっ!そうなの!楽しみにしてたのにぃ~。」

『明日は、あんたの好きなもの作ってあげるから!』

「分かった~。」

急ぐ感じで、電話を切られた。

「ちぇ…商店街で、コロッケでも買って行こう。」

町の商店街は規模が小さいが、昔から人気のお店は今でも頑張っていた。

「あら!琴海ちゃん、久し振り。」

「お久しぶりです!コロッケ6つ下さい。」

「どうしたの~出戻りじゃないよね?」

買ったコロッケを渡してくれながら、ボソボソ聞かれた。

「おばちゃん!違うよ~。旦那がしばらく出張なの。」

「あら、そうなの!最近、出戻る子多いから!」

あははは~と、おばちゃんは豪快に笑ったが、今の私には洒落にならない…。

「うちは…ラブラブですよ…。」 

ひきつりながら、コロッケ代を払った。

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